youtsu_woman
私は18歳の時に腰痛でMRIを撮りました。その時は、若年性老化現象だと言われ、ちんぷんかんぷんなまま、アメリカへ留学したのです。アメリカでは、サッカー部、陸上部、バスケットボール部に所属して腰と相談しながら、普通に運動もしていました。大学に入ってからも、騙し騙し生活し、歩けなくなるほどの痛みはなかったのです。

二人目を出産するまでは…



二人目を出産して半年が経った頃、地元のお祭りがあった。GWということで、親戚が集まり、男性陣がみこしを担ぎます。その日はあまりの腰の痛さに立ち上がることができませんでした。でも、親知らずを抜いたところで、痛み止めを飲んでいたため、朝ロキソニンを飲むと、スッと痛みが引いたんです。

そして、数時間…。

腰が痛むときは温めたらマシになるだろうという間違った知識で、私は朝から実家のお風呂に浸かりました。そして私は全く歩くことができなくなってしまったのです。歩くことは愚か、寝返りをうつことも、一ミリも動くこともできなくなってしまい、お手洗いに行きたいと思っても、動くことができない状態が続きました。

しかも実家のリビングで。

情けない気持ちはありましたが、仕方がないので子どものオムツを当てて、男性陣には出て行ってもらい用をたそうとしても、できるもんではありませんでした。結局動けなくなってから、十時間が経ち、私は青ざめてしまいました。GWまっただ中に、仕方なく救急車を呼び、救急搬送されることになりました。

『ぎっくり腰』

ぎっくり腰で救急搬送されるなんて。と恥ずかしい気持ちでいっぱいになりましたが、尿が出なければ、カラダに毒素が溜まり緊急手術になるかもしれない。と脅され、こわい看護婦さんに無理やり引っ張られ、お手洗いに行くことができたのです。

足腰のレントゲンをとり、ドクターに呼ばれたところ、「腰はヘルニアだろう。ただ、股関節のほうが気になる。」と言われました。結局その日は家に帰り、しばらくは痛み止めを飲みながら過ごしました。

後日詳しく検査をすることに。検査結果は『先天性臼蓋形成不全』聞いたこともない病名に戸惑いを隠せませんでしたが、医師は、「股関節のかぶりが浅く、普通よりも股関節に負担がかかる。治療法はなく、ただ痛み止めを飲み、杖をついて歩くしかない。数年、数十年すれば、人工股関節だね」と言いました。

目の前が真っ白になり、今4歳になったばかりの息子と半年の息子をこれからどうやって育てるのか、完全に生きる気力を失った私に、1ヶ月寝たきりの生活が始まりました。その時2人目はまだ生後6ヶ月。実家にお世話になって、授乳時には母に赤ちゃんを連れて来てもらい、おっぱいの横に寝かせてもらい、自分はただただおっぱいを出す、おっぱいマシーンとなったのです。

一ヶ月して、やっとまともに歩けるようになりましたが、祖母の杖を借りて「あぁ、まだ20代で私は一生これから杖をついて生活するのか。」と思うと、涙が出ました。

10cmもあるヒールは捨て、重みのあるベビーカーを購入して、ベビーカーを杖代わりに、足腰を引きずりながら散歩しました。

そんなこんなしている間に、母が相談した近所のおばちゃんが赤ちゃんを見に来てくれた。「良かったら私の通っている整体師さんのところへ行ってご覧。何か変わるかもしれないから。」とのことで、私はココロの支えとなる、恩人整体師のSさんに出会いました。

彼は云いました。「治ります。」と。

もちろん、治るとは、根本的に臼蓋形成不全が治るということではありません。痛みが減ったり、股関節痛が和らいだり、ぎっくり腰にならなくなったりするということです。それでも私は、彼から出るプラスの言葉と絶対的自信に救われました。

彼のアドバイスを着実にこなし、プールでウォーキングをしたり、軽く泳いだり。ヨガに通うこともしました。



そして今、第三子妊娠8ヶ月になります。若干の違和感があるものの、生活に支障はありません。

マタニティ・ヨガの先生にも自分が臼蓋形成不全であることを話し、できることと出来ないことを教えてもらいました。先生もきちんと私の病気を調べて、できることを取り入れてくれているように感じます。

産婦人科の先生にも臼蓋形成不全で普通分娩可能かきちんと話をしました。「え?だって先天性なんでしょ。産めないわけないよ。実際にもう二人産んでるわけだしね。その代わり、産んでからの抱っこや産じょく期の過ごし方には気を配ってね。」

はっきり言って拍子抜けでした。

インターネットで調べたら、なんだかマイナスの事しか書いてなくて。歩けなくなるだの、手術だの。ただただ動かすな。普通分娩はできないだの。

色んな考えがあって、色んな研究がされていて、一概に何がいいって分からないですよね。

だけど、インターネットの情報や医者1人の意見を真に受けて人生に絶望するくらいなら、知らないほうがいいかもしれないなと自分の経験から感じました。

できる!できる!できる!自分にはやれる!乗り越える!と前向きに考えること。

人の意見に左右されないこと。

そのどれが正しいかなんて、分かりません。

ただ動かさずに負担をかけずに杖をついて生きていくこと。

筋肉をつけて鍛えること。

手術で人工股関節置換術をすること。

保存療法などをすること。

後で、やっぱりこうしてたら良かったなんてことだらけなんだから。

自分が選んだ道を信じしかないですよね。

人の意見を聞いて、自分で選択することが大切なんです。

今日も流されずにいきましょう!