school_class_english (1)英語を習得するために留学することに意味はあるのでしょうか。

それは単に語学を習得するためではありません。

英語を話したいだけなのであれば、英会話教室でも十分かもしれませんし、スカイプ英会話なども流行っていますよね。

ではなぜ留学するのか、子どもは何を得るのかを自分の経験から考えてみました。

(高校3年生でアメリカ、オハイオ州の公立高校に1年留学。大学3年生でマルタ島、マルタ大学に1年留学。大学4年生でトルコ共和国、ボアジチ大学に1年留学。)

私なら絶対に子どもを一度は外国へ出します。それも中学生か高校生で出したいと思っています。

留学で子どもは何を得るのか

1.固定概念や常識にとらわれない人格形成

やっぱり日本はタテ社会で皆んなで同じことをやることが美徳です。

少し変わった子がいれば、特別扱いされるか、いじめられるかを心配しなければなりません。

今から考えると、留学のどの経験も本当にアッと驚くことばかりで、日本にずっと住んでいたら、考えられないことばかりです。

例えば、日本だと朝起きてお母さんが朝ごはんの準備をして机に並べてある…なんて光景はよく目にしますが、アメリカでは「自分のことは自分で」が根強いため、中学生だろうと高校生だろうと、朝起きて自分で朝ごはんを食べたり、サンドイッチなどを作って学校に持っていくことは当たり前です。

授業は大学のように、生徒が自分の次の教科の教室に移動するため、日本のようにジッと教室にいるわけでもないし、教師がガムを噛んだりして授業をすることも普通にあります。

私のホストシスターは16歳で自分で運転して通学していましたし、クラブ活動は1年間季節によってやるスポーツが変わるため、私の場合は1年間でサッカー、バスケットボール、陸上に入っていました。

日本ではありえませんよね。

もちろん人種差別など難しい問題もありますが、基本的に日本人学生がどのような行動をとっても、礼儀正しいと思われるほど日本人は常識やモラルへの意識が高いと思います。

高校生までに留学すると、自分のしたいことをもっと表現してもいいんだ、常識にとらわれなくてもいいんだと、柔軟な考えができる子どもを育てることができると思います。

2.狭すぎる思考からの回避

成績が悪いと良い高校、大学に行けない。だから塾に通って精神的に追い詰められて、学校でもいじめられて死を選択してしまう子どもたち。

でもちょっと思考を変えて、ちょっと視野を広げてみたら、世界は広いし、良い高校や大学に行くことだけが人生ではないと気づくことができるのではないでしょうか。

もし、学校で苦しくて悩んでいたら、一度留学してみたら、人生はパッと明るくなるかもしれません。

嫌だと思っていた日本での生活が、本当はこんなにちっぽけなことで悩んでいたのか…と考えられる子どもになるかもしれません。

実際に、私は高校生で留学した時に、「Hello!How are you?」しか言えないほどの英語レベルでした。

常に電子辞書片手にウロウロしていたし、ホストファミリーにも学校で友達にも伝えたいことが伝えることができないし、授業はちんぷんかんで何も分からず、半年間毎日泣いていました。

日本での生活がどれだけ充実していたか、親に、先生に、友達に甘えて生きていたか、痛感しました。

半年程すると、少しづつ友達もできて、意思疎通もできて、でも言葉が完璧でなくても身振り手振りで生きていけるという自信がつきました。

3.レバレッジがきく

今や「社内は英語で」という大企業なども出てきていますが、英語を読める、書ける日本人は多いです。それは日本の教育がきちんと土台作りをしてくれていますし、大卒の大抵の人は本当は英語でコミュニケーションをとることができるレベルにあるのではと思っています。

でも、自信がなくてできない…という人が多いです。

勿体無い限りですが、もし一度でも1年ほどの留学経験があれば、少し勉強するだけで、グングン伸びますし、それこそ全く勉強せずに初めて受けたTOEICでも850点ほどは取れました。

私の場合、日本にいて、全く英語を話さないブランクが5〜6年あったのですが、いざ転職で英語で面接を受けた時も、また英語での仕事も(最初は多少言葉が出てこないことはありますが…)なんなくこなせます。

今の時代、自分プラスαで自分の価値を高めていくこと、自分の希少価値をあげることが大切です。

『私』ではないといけない何か。『あなた』ではないといけない何か。「英語が話せるかどうか」もその一つだと私は考えています。

得意なこと、したいこと、成りたい自分にプラスα「英語」を加えてはどうでしょう。

もし、進路に悩んでいたり、子どもの将来に不安を感じているのなら、留学という選択肢を子どもたちに与えてみてはいかがでしょうか。

親への感謝だけでなく、日本人として生まれたことへの感謝、友人の存在への感謝や自分が生きていることへの感謝。

留学を通して、あなたの子どもは語学習得だけでなく、「全てのことに感謝できる子ども」に成れると思いますよ。

むしろ語学が習得できるかできないかなんてどっちでもいいんですよね。

世界は広いですし、子どもの未来は無限に広がっていますよ〜!