私が二人目を妊娠する少し前のこと。長男が2歳目前で指吸いを始めました。
それは、夫が独立して失敗し、毎日のように喧嘩していたからです。ちょうどその時に妊娠が発覚しました。
正直、長男の指吸いを親のせいだと受け入れたくなかったので、『二人目が妊娠したから』と周囲に話していました。
そして二人目を出産してしばらくして、3歳になる頃から今度は指吸いを辞めなくて、それが「私の育て方が悪いから」と勘違いして、ひたすら辞めるように声掛けしました。指に辛子をつけたり、爪に指吸いストッパーという苦い液をつけたり、怒鳴りつけてみたり。
いっぱいやって、どれも効くことはありませんでした。そしてその指吸いが減ってきたなぁと思っていた時期から、目をパチパチさせるチックが始まりました。
だってさ、子ども自身指吸いも癖になってしまった、指吸うと落ち着くんだもん。仕方ないのに、どうしてもどうしても気になってしまって。
ただ、声をかければいいだけなのに、イライライライラして私は彼にキツく当たっていたな。
きっとその私の異常なまでの声掛けが彼にストレスを与えていたんだと思います。
4歳(年少)になった頃から、目をパチパチさせるチックが出始めました。
最初は、私が『二人目出産⇒育児+祖父母からのストレスがすごくて引っ越し+仕事を始める』が同時に重なってそれからしばらくした頃だったと思います。
ひと目見て、「あ!チックだ!」とわかりました。保育園で担任が変わったり、友だちとのトラブルがあったり、彼なりにストレスを感じていたんだろうな…と思います。なんせ、超のつく敏感さです。
その目をパチパチさせるチックはすぐに収まりましたが、時々2〜3日出ることがありました。
それから数ヶ月して、今度は鼻をクンクンならすチックが始まりました。私が体調を崩したり、精神的に不安定になったり、なれない仕事と育児家事の両立ができなくなってイライラしていたからかもしれません。鼻を鳴らすチックも数日で無くなって、また少し出て…という感じでそこまで気になる程度ではありませんでした。パパの帰りが遅く、私も精神的にも肉体的にも辛くてご飯も作れない…という時期がありました。
そして年中になった5歳(4月生まれです)の担任が変わった4月に咳払いのチックが始まりました。また、この担任がすごく厳しくって、子どもなりにストレスを感じていたんでしょう。
先生に怒られた日は、少し様子がおかしかったです。それから咳払いは出たり出なかったり、心配するほどではありませんでした。
この時に私は、チックって色んな種類があって、しかも移行するんだ!!と驚きました。
それからまた数ヶ月した年中の冬、咳払いが唇を噛むようになりました。
冬の感想で唇が荒れていて、そこから血がでて…を繰り返し、それから唇さわり⇒唇噛みに移行してしまいました。
唇が治った頃から今度は咳払いのチックが習慣になりました。私に三人目が出来、実家にお世話になるころから、弟と比べられることが増え、なんでも「お兄ちゃんなんだから」と祖父母に言われていました。
何かあったら、『ゴホン』と咳払いをするので、周りも最初は「何やあの咳?やめさせろ」みたいに言っていて、私も「これはチックの症状だから、とにかく弟と比べたり、お兄ちゃんなのにって言うのやめて」と必死にお願いしました。
それから約半年が経ちますが、未だに咳払いはおさまっていません。
ちょっと怒りすぎたなと思ったらするし、Youtubeなんかの動画を見ている時はよくしているように思います。
そんな私が子どものチックに悩んだ末にしていることを3つご紹介したいと思います。
咳払いが出たら、飴を舐めさせる
今までは咳払いがでたら「その咳やめて。」とか「うるさい!」とか言ってしまってました。
本人は自覚症状がほとんどありませんし、とめることが出来ないみたいなんです。それなのに私は、三人目が生まれてから、「赤ちゃんが寝てるから、やめて!」とか「別の部屋行って!」とか、彼を追い詰めるようなこと言っていました。
だから、今では寝る前の寝室で「ママ、咳が出そう…」と言って廊下に出ていきます。ごめんね…
そしてあまりに気になるほど咳が連発しているときは、『咳しんどそうだね、喉いがいがするかな?飴なめる?』と優しく聞いてあげます。
親にかまってほしい、愛情不足だと言われていた時代があったと、何かのサイトに書かれていました。
今は、脳の問題だとか遺伝的要因だとか言われているチックですが、我が家の場合、やはり親の態度や環境の変化で起きることは確かです。
親が気にしすぎて、無理やりやめさせようとすることは悪化するだけですから、優しく、気にかけてあげて抱きしめてあげましょう。
テレビやYoutubeなどの動画は極力避ける
私もそうですが、やはり仕事をして夕食準備をしている間などはテレビ、Youtubeを見せていることが多いです。
我が家ではほとんどテレビは見ていませんが、動画はよく見ますし、見せろ見せろと言われてつい、親も楽がしたくて…ってこと多いです。
しかし、動画を見ている時によく『咳払いのチック』が出ます。
何故かは正直わかりませんが、目が疲れてしまう⇒目をパチパチさせるチックが出るということは理解できますね。
私は咳払いのチックをしているなーと思ったら、違う遊びをさせたり、お風呂タイムに切り替えたりします。
背中をすりすりするマッサージをする
子どもとのコミュニケーションを取る、触れ合うことって少なく無いですか?
私は夜電気をけしてから、三人目の赤ちゃんが寝ているときは、兄と弟と交互にマッサージをしています。
その名も『すりすりマッサージ』とにかく体をスリスリなでる。特に意識していることは、背中の背骨の横を親指でなぞるように擦るのです。
背骨の周りには自律神経を司る神経が多数。背骨から自律神経を整えるという本が出版されているくらい大事です。
そこをスリスリするだけで、子どもたちはスーッと気持ちよく眠りについてくれます。
毎日できるわけではありませんが、怒りすぎたなとか思ったら、気持ちを切り替えて『マッサージタイム』を取り入れてください。
いつも何か心配事が出てくる子育てですが、イライラを切り替えること、すごく大切だって思います。
チックは幼児の2割ほどは経験するようですし、6〜7歳を過ぎるとどんどん減っていくことが多いそうです。
私も今やっとそれが理解できて心配し過ぎることが無くなったんです。
子どものチックに意識を持っていかれるのではなく、子どもへの愛情表現をもっとしてあげればいいんじゃないかな。
私も毎日「愛してるよ、大好きだよ」を忘れずに今日も寝かしつけしたいなって思います。
男2人がぎゃあぎゃあしていてもイライラするんじゃないよ!と自分に言い聞かせて…
まとめ
英語の先生に聞きました。
アメリカではチック=ラッキーと思え!とのことです。
チックが改善する頃にグ~ンと賢くなるそう。
アインシュタインのような感じで頭がいい子どもがなるそうです。嬉しい!!!
そうやって何でもプラスに考えること、素敵ですよね。
明日はいよいよ五山の送り火。
毎年心が洗われる行事です。
ではみなさん、楽しいお休みをお過ごしください。
お盆休みのお疲れが出ませんように。