image我が家は五歳と三歳の男の子二人に生後一ヶ月の女の子一人。三人を育てている。

夫はほぼほぼ毎日終電で帰ってくる。残業代は出ない、いわゆるブラックだ。

だから、平日は母子家庭状態。生まれたての赤ちゃんをベビーベットに置いて、上二人をお風呂に入れたり、絵本を読んだり、寝かしつけたりの日々は、正直しんどい。

最近クリアケースに子ども二人を閉じ込めるという残酷なニュースがあったが、ちゃんばらごっこをして障子を破ったり、二人でふざけてご飯やお味噌汁をひっくり返したり、油性ペンで買ったばかりのソファーに落書きしたり、大声で叫んだり、おもちゃを投げ合ったり、お風呂の湯船の水を口に含んで相手の顔にかけたり、イライラすることばかりだ。

特に自分が仕事で疲れ切っていたり、寝不足だったりすると、自分の感情を抑える事が出来なくなる事だってある。

だって、私たち大人も感情があって、心があって、体調が悪いときもある。仏のようにいつでも笑っていられるわけでもロボットみたいに常に無心で接するわけでもない。

だけど、子どもを閉じ込める事は絶対にしてはいけない。恐怖以外の何も与えられないし、それがしつけだとは絶対に言えない。

もし、あなたが本当に自分の感情を抑えられなかったら、子どもを閉じ込めるのではなく、自分が閉じこもってはどうか。

私はどうしてもイライラが抑えられない時、トイレに入る。一度頭をクリアにするためだ。もっと良いのは、お風呂に入ること。シャワーを浴びると自分のイライラした感情も流してくれる。

湯船に浸かって鼻歌でも歌って、感情をリセットするのだ。

それに、彼ら男の子には『耳がない』といっても過言ではない。おもちゃで遊んでいる時、テレビをみている時、こちらが話しかけても全く聞こえていない。

言ったことも、どんなに怒って怒鳴っても、30秒で忘れて同じ間違いをする。数十回言って、一度でも出来たら、褒める。

これは、男の子だけではなく、大人の男性にもいえる。(夫もそう)

だからもう、男はいつまでたってもこうだから仕方ないとたかをくくって諦めてしまうのも、いい。

三人目を出産して実家でお世話になったものの、祖父母(88歳)とそりが合わず、退院後一週間で自宅に帰ることになった。というのも、男の子育児は本当に本当に難しい。それは、彼らがヤンチャだからというだけではなく、周りからも比べられてしまうからだ。

祖父母は昔の人だということもあってか、二人を比べたがる。特に、同性ということもあるし、本人もライバル意識が高い。

男二人兄弟の友人に、兄弟仲が良いか聞くと大抵

仲良くない
連絡先も知らない
もう何年も会っていない 
などなど

悲しい現実を突きつけられる。

だからどうしても三人欲しかった。

三人目は男だろうが女だろうがどちらでもよかった。

男の子二人ってのが、嫌だった。

実際、私の父も男二人兄弟であるが、遺産相続でもめて、絶縁状態である。

ちんちんず兄(長男)はとにかく繊細で、少しのことで傷つきやすい。自分が弟より出来ないことがあるなんて考えられないし、常に弟に勝つことを意識している。

でも、本当はとっても優しい。

ちんちんず弟(次男)はとにかく要領がよく、愛想がいい。兄の後ろをついて様子を伺い、兄が怒られるのを見ている。

痛く無いのに、泣いてみたり、大人の動きを鋭く観察している。

そんな二人だから、祖父母はつい、弟びいきしてしまう。

お兄ちゃんなんだから、弟に貸してあげなさい」
お兄ちゃんなのに、どうしてそうゆうことするの」

私が絶対に言いたく無い事を祖父母は言ってしまうのだ。

そんなこんなで、兄に咳払いのチックが出てきた。
弟は、すぐに泣いて(泣いたふり)周りにアピールするようになった。

限界だった。

『お兄ちゃんだから』『お兄ちゃんなのに』は男の子育児では絶対に禁句だと思う。

それよりも、褒める事。

「お兄ちゃんになるとすごいんだね」
「お兄ちゃんがいてくれて助かるよ」というようなプラスの言葉がけをしていくこと。

そうでなければ、兄の心に何か深いわだかまりを残してしまうだけでなく、弟も兄を尊敬する機会を失ってしまう。

弟は自分で何もできない野郎に育ってしまう。

本当に本当に扱いが難しい、男の子二人育児。

でも、大人になった時に、二人がお互いの存在に感謝できるように

今、私にできること、信念を持って二人に注ぎたいと思っている。